娘のマイ田んぼ

6歳の娘に「お米を育ててみない?」と提案しました。

「今年は苗づくりは終わってしまっているけれど、開墾するところから脱穀まで全て1人でやってみない?
自分1人で出来ると思う田んぼの大きさにすれば良いのだから」

う〜ん、と渋々なのか何なのかよくわからない反応だったけれど、翌日から娘のマイ田んぼ作りが始まりました。

まずは開墾

作業量が減らせるように、溝を2本作れば済むよう2辺が水に面している場所を選びました。

それにここは子供でも行きやすい場所です。

まずは大きさを決めよう、ということで「何本植える?」と聞くと、

「4本」と言う返事だったので、大体70cm角くらいの田んぼに決まりました。

身長とスコップがあまり変わらないんだね

20kgの体重だと、掘るだけでも一苦労

いつでも手伝えるけれどと伝え、何処まで自分1人でやるかも考えてもらいました。

弱音を吐くたびに、こうしたら良いんじゃない?と口だけ出して、手は出しません。

その通り試すこともあれば、「こっちの方が慣れてる!」と突き返してくることもあったりで、それで良い。

田んぼの形になりました

次は、草を取り、高さを水面よりも下げる作業です。

種を蒔きに行く妻と息子。なぜ裸

この頃にはもう大分バテています。暑い日で飲料水が足らなかったということもあって。

良い汚れっぷり

「もう川に行きたい」と言うので、

「良いよ。今日は何処までやるか自分で決めれば良い。でも、次はいつ出来るかわからないし、苗代にある苗はもう窮屈そうで広いところに出たがってる。それなりに育てたかったら植えるのは早い方が良い」と伝えると、

やる!とのことだったので、次は代掻きです。手で。

ここまでくると、もうあと一踏ん張り

苗も自分で選んでもらいました。

こども田んぼの田植えと違って、とても念入りに作業していたのが印象的でした

田植え体験じゃなく、本気の田んぼだからかな。

田畑の話をしていると規模や数量で優劣を判断してヒエラルキーを形成したがる人がいるけれど、心を込めておこなう作業に規模の大小は全く関係がないと思う。貨幣への交換価値が行動基準になるような生き方は虚しく見える。

私自身、野良仕事をして色々気づけたことがある

娘もきっと何かを掴んでくれると思う。

だから、あれこれ無駄な能書きを娘に垂れる必要はない。

いつかぽつりぽつりと何か語ってくれるようになったら嬉しいな。その時を密かに待つとします。

育ちますように


もし「私の子供にもマイ田んぼさせてみたい!」と思う方がおられましたらご連絡ください。
まだ間に合います。
有料にしたいと思っています。1,500円/区画です

手出しは一切致しません。
相談や助言提案はできます。
道具はできるだけ持参してください。お貸しすることもできますが、破損した場合は現物か現金での弁償をお願いします。
スパルタじゃないです。